
アルトコインっていっぱいあるけど、どれが値上がりするの?
暗号資産を始めたいけど、何から学べばいいのか分からない――そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、投資を続けるために不可欠な「時価総額の基礎」と「世の中の大きなお金の流れ」を理解し、「値上がりしやすいコイン」を見つけるための考え方を、分かりやすく解説します!
時価総額で分かる!仮想通貨のリスクの見極め方

暗号資産のリスクを測る上で、まず知っておきたいのが「時価総額」!

時価総額って何?
時価総額とは?
時価総額とは、その暗号資産の「市場での価値の大きさ」を表す指標です。
計算式はとてもシンプルです。
この数字が大きいほど、その通貨は安定していて、小さいほど値動きが激しくなります。
プールの例えで理解する時価総額
時価総額と値動きの関係を、プールの例えで考えてみましょう。
時価総額が小さい通貨
- 小さなプールにバケツ1杯の水を入れると、水位が大きく変わる
 - 少しの資金の流入・流出で価格が大きく動く
 - ハイリスク・ハイリターン
 
時価総額が大きい通貨
- 大きなプールにバケツ1杯の水を入れても、水位はほとんど変わらない
 - 大きな資金が動いても価格は比較的安定
 - ローリスク・ローリターン
 

時価総額が小さいコイン(アルトコイン)は、少しの売買でも価格が大きく動くため、大きな利益のチャンスがある反面、損失のリスクも高くなるってことね。
実践!時価総額ランキングの検索
まずは「仮想通貨 時価総額ランキング」で検索してみましょう。
おすすめは「CoinMarketCap」というサイトです。
主にチェックするのは以下の2点です。
1. ランキングの順位
サイトにアクセスすると、暗号資産の一覧が自動的に時価総額の大きい順に並んでいます。
- 1位:ビットコイン(BTC)
 - 2位:イーサリアム(ETH)
 - 3位以下:その他の主要なアルトコイン
 
【チェックポイント】
- 投資初心者の方は、50位以内の比較的時価総額が大きい(値動きが緩やかでリスクが低い)銘柄に絞ってチェックしましょう。
 - あなたが投資している、または投資を検討しているコインの順位が上がっているか、下がっているかを定期的に確認することが、そのコインの勢いを見る上で重要です。
 
2. 時価総額(Market Cap)
各コインの行に表示されている「時価総額」の欄を見ます。
この数値が大きければ大きいほど、そのコインの市場における規模が大きいことを示しています。
このランキングを見るだけで、「どのコインが市場で最も評価されているか」、
そして「リスクの高い/低い」を簡単に把握することができますよ。
資金配分の黄金比率
初心者の方は、まずは時価総額が大きいコインを主軸にするのがおすすめです。
- 「CoinMarketCap」などのサイトで時価総額ランキングを確認しましょう。
 - 1位のBTC(ビットコイン)、2位のETH(イーサリアム)など、時価総額トップクラスのコインに投資資金の大部分(例:80%)を割り当てます。
 - 残り(例:20%)で、時価総額ランキング50位以下などの値動きの激しいコイン(ハイリスク)に挑戦する、といったように、あらかじめルールを決めておくことで、中長期的に投資を続けることができるようになります。
 
値上がりしやすいアルトコインの探し方
時価総額ランキングの「動き」に注目
単に時価総額が大きいだけでなく、ランキングが上昇している通貨を探すことが重要です。
- ランキングが上がっている = 注目度と資金が集まっている
 - ランキングが下がり続けている = 人気が低下、今後も下落の可能性
 
過去のランキング推移を確認して、上昇トレンドにある通貨を見つけましょう。
お金の流れを読む:通貨強弱の理解
世界のお金は常に移動している
投資で利益を上げるには、世界中のお金がどこに流れているかを理解することが大切です。
世の中に存在する価値の合計は短期的には一定ですが、世界情勢や経済状況によって、お金が存在する場所は常に変化しています。
安全資産 vs リスク資産
お金は大きく分けて、2つの場所を行き来しています。
安全資産(守りの投資)
- 銀行預金
 - 国債
 - 金(ゴールド)
 
リスク資産(攻めの投資)
- 株式
 - 不動産
 - 暗号資産全般
- アルトコイン
 - ゲーム関連トークン
 - NFT
 - DeFi(分散型金融)
 
 
経済が不安定なときは安全資産へ、経済が好調なときはリスク資産へとお金が流れる傾向があります。
世の中のお金が「安全資産」側と「リスク資産」側のどちらに流れているのかを見極める必要があります。
リスク資産内での資金の流れ
リスク資産にお金が流れた後、次はどのリスク資産に流れるかが重要になります。
時流による資金の流れ
- アメリカ経済が好調 → 株式市場へ
 - 戦争・紛争発生 → 原油などエネルギーへ
 - 人口増加 → 不動産へ
 - ブロックチェーン技術が注目 → 暗号資産へ
 - アメリカ経済が不調 → 不動産や暗号資産へ
 
ビットコインの特殊な立ち位置
ビットコインは、他の暗号資産とは少し違う立ち位置にあります。
ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれ、やや特殊な位置づけです。
- 発行枚数に上限がある(希少性がある)
 - インフレ時のリスクヘッジとして買われることも
 - 株式市場と連動することもあれば、金と似た動きをすることもある
 
このため、ビットコインを購入する前には、株式に連動した動きをしているのか、それとも金に似た動きをしているのかを確認することが大切になります。
暗号資産市場の成長ポテンシャル
市場規模を比較してみると、暗号資産の成長余地が見えてきます。
- 株式市場の時価総額:約130兆ドル(2025年)
 - 暗号資産市場の時価総額:約4兆ドル
 
暗号資産市場は株式市場のわずか30分の1~25分の1程度の規模です。
つまり、株式市場から暗号資産市場に資金が流れ込むと、価格が大きく高騰する可能性があるということです。
機関投資家の動きを読む
大口投資家が市場を動かす
機関投資家とは、莫大な資金を持つ投資組織のことです。彼らの動きが市場全体に大きな影響を与えます。
彼らは、米ドルの金利の動きを予測して行動を始めます。
- 「高金利が続いたけど、そろそろドル金利が下がりそうだぞ…」
 - → 「それなら、株や仮想通貨といったリスク資産に投資を振り分けよう」
 
機関投資家が動き始めると、リスク資産側に大きなお金が流れ始め、価格が上昇する可能性が高まります。
短期・中期の投資家は、この「動き始め」を狙うことが重要です。
暗号資産市場内での資金の流れ
ビットコイン → アルトコインの順番
暗号資産市場に資金が流れ込むと、以下の順序で価格が上昇します。
- まずビットコインが上昇
 - その後、アルトコインが上昇
 
しかし、下落するときは同時に下がるので注意が必要です。この非対称性が、投資タイミングの重要性を物語っています。
有望なアルトコインの選び方
では、どのアルトコインを選べばよいのでしょうか?
選定基準
- ビットコインが過去最高値を更新したときに、同じく最高値を更新したアルトコイン
 - もしくは、その時点で生まれたばかりの新生アルトコイン
 
なぜこの基準が重要? ビットコインの成長率に負けているアルトコインには、投資家からの資金が集まりにくいからです。
重要な原則 「BTCよりパフォーマンスの良い銘柄を選ぶ」
これが、アルトコイン投資の基本戦略です。
まとめ:短期~中期投資の5つの判断基準
暗号資産投資で成功するために、以下の5つのステップを意識しましょう。
- 世の中の大きなお金の流れを読み取る
- 安全資産とリスク資産、どちらに流れているか
 
 - 米ドル金利の動向をチェック
- お金の流れの切り替わりは、金利の変化が最初のシグナル
 
 - 時流を読む
- 株式、不動産、仮想通貨のどこに資金が流れるかを、見極める
 
 - 通貨強弱チャートで先行通貨を把握
- どの通貨が先に動き始めるか
 
 - BTC最高値更新時の連動性を確認
- 同じタイミングで最高値を更新したアルトコインを選ぶ
 
 
初心者の方へのアドバイス
暗号資産投資は、知識と経験を積み重ねることで、徐々に理解が深まっていきます。
- まずは少額から始める
 - 時価総額ランキングを毎日チェックする習慣をつける
 - 世界経済のニュースに関心を持つ
 - リスク管理を徹底する
 
焦らず、着実に学びながら投資を続けることが、長期的な成功への近道です。

        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
  
  
  
  


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