
ビットコインとかって、ずっとパソコンで売買するものかしら?

積立NISAみたいに、ほったらかしで投資できないかな。
暗号資産(仮想通貨)投資に興味を持っているものの、「どうやって稼ぐもの?」「毎日、一喜一憂するのは嫌だな」「リスクが心配」という方も多いのではないでしょうか。
初心者が最初に知っておくべき失敗パターン
暗号資産投資で成功するには、まず多くの初心者が陥る失敗パターンを知っておくことが重要です。
最も多い失敗は、自分の投資スタイルと関係のない情報に振り回されてしまうことです。
SNSには短期トレードで利益を狙うデイトレーダーと、長期的な資産形成を目指す投資家の情報が混在しています。
自分がどちらのスタイルを選ぶか決めないまま情報収集すると、混乱して誤った判断をしてしまいます。
投資の世界では
「最も良いパフォーマンスを出したのは既に亡くなった人の口座だ」
という格言があります。
これは、頻繁な売買をせずに長期保有した結果、最も高いリターンを得られたことを示しています。
初心者の方こそ、まず自分の投資方針を明確にし、それに合った情報収集を心がけましょう。
暗号資産投資の基本
現物取引:実際に暗号資産を保有する方法
現物取引は、実際に暗号資産を購入して保有する最も基本的な投資方法です。
この取引方法は、投資期間によって短期投資と長期投資に分けられます。
・短期投資の特徴
価格の上下動を利用して、短期間で利益を狙う手法です。
上昇相場だけでなく下落相場でも稼げるチャンスがありますが、同時にリスクも高くなります。
常に価格変動を追う必要があり、相応のスキルと知識が求められるため、初心者には難易度が高い投資方法といえるでしょう。
・長期投資の特徴
数ヶ月から数年という長期間にわたって暗号資産を保有し続ける手法です。
日々の価格変動に一喜一憂することなく、精神的に安定した状態で運用できることが最大のメリットです。
ただし、短期的には含み損を抱える可能性もあります。
レバレッジ取引:証拠金の何倍もの取引ができる方法
レバレッジ取引は、証拠金(元手資金)よりも大きな金額の取引ができる投資手法です。
例えば、1万円の元手で3万円分の取引を行うことが可能になります。
この取引方法には「ロング(買いポジション)」と「ショート(売りポジション)」の2種類があります。
・ロング(買いポジション)
価格上昇を予想して購入する一般的な投資方法です。
価格が上がれば利益が出ますが、下がれば損失となります。
・ショート(売りポジション)
価格下落を予想して行う取引で、空売りとも呼ばれます。
取引所から暗号資産を借りて売却し、価格が下がったタイミングで買い戻して返済することで、差額を利益とする仕組みです。
下落相場でも利益を狙える強力な手段ですが、価格が上昇した場合の損失は無制限となる可能性があるため、上級者向けの手法といえます。
レバレッジ取引では、損失額が保有額と同じになると強制ロスカット(自動的な損切り)が発生します。
例えば、1万円の元手で2万円分の取引を行った場合、50%の価格下落で強制ロスカットとなり、元手資金がゼロになってしまいます。
初心者におすすめ|ローリスクな投資戦略2選
ドルコスト平均法:積立NISAと同じ感覚で始められる

超初心者におすすめなのが、これ!

NISAでも、ドルコスト平均法で積立してるよね
ドルコスト平均法は、決まった期間に決まった金額で暗号資産を購入し続ける投資手法です。
この方法を用いると、価格が高い時期には少ない量を、安い時期には多くの量を購入できるため、購入価格が平均化されます。長期的な資産形成に適した手法です。
メリット
- 感情に左右されずに安定したパフォーマンスを期待できる
 - 途中で価格が暴落しても、長期的には大きな利益を狙える可能性がある
 - 一度設定すれば自動的に積立投資が行われるため、手間がかからない
 - チャートの分析や最新ニュースを常に追う必要がない
 
デメリット
- 一括投資の方が高いリターンを得られる場合もある
 - 取引手数料が発生する
 - 積立設定は販売所での購入となるため、取引所と比較してスプレッド(手数料)が高くなる
 
多くの国内取引所では自動積立サービスを提供しているため、初心者でも簡単に始められる投資方法です。
ステーキング:保有するだけで報酬がもらえる仕組み
ステーキングは、保有している暗号資産を一定期間預けることで、報酬として追加の暗号資産を得られる仕組みです。
銀行預金の利息に似ていますが、一般的により高い利回りが期待できます。
報酬が発生する理由は主に3つです。
- システム維持への貢献:ブロックチェーンネットワークの維持に貢献することで報酬を得る
 - 貸出利息:取引所などに暗号資産を貸し出した対価として利息を受け取る
 - 価格安定への貢献:暗号資産をロックすることで売り圧力を減らし、価格安定に貢献した報酬を得る
 
国内では、コインチェックなどの取引所でステーキングサービスを利用できます。
ただし、預け入れ期間中は自由に売却できないため、流動性が制限されることに注意が必要です。
中級者向け|より高度な投資手法

投資の中級者以上になったら、挑戦したいのが、これ!
DeFi(分散型金融):中間コストを削減した金融システム
DeFi(Decentralized Finance)は、中央管理者を排除し、ブロックチェーン技術を活用した分散型の金融システムです。
従来の金融システムでは多くの仲介業者が存在していましたが、DeFiではスマートコントラクト(ブロックチェーン上で動くプログラム)が自動的に処理を行うため、中間コストを大幅に削減できます。
PancakeSwapなどのDeFiプラットフォームでは、暗号資産を預けることで高い利回りを得られる場合があります。
ただし、DeFiを利用するには、取引所からMetaMaskなどのプライベートウォレットに資金を移す必要があり、技術的な知識が求められます。
NFTゲーム:ゲームを楽しみながら稼ぐ
NFTゲームは、ブロックチェーン技術とNFT(Non-Fungible Token)を組み込んだゲームです。
NFTとは、ゲーム内のアイテムやキャラクターなどのデジタルデータに固有の識別番号を付与することで、世界に一つだけの価値を持たせる技術です。
これにより、ゲーム内で獲得したキャラクターやアイテムを暗号資産で売買したり、ゲームプレイで得た報酬を他の暗号資産に交換したりすることが可能になります。
ゲームを楽しみながら収益を得られる可能性がありますが、ゲームの人気や経済圏の持続性によって収益性が大きく左右されます。
上級者向け|ハイリスク・ハイリターンな投資手法
草コイン投資:大きな利益を利益を狙えるギャンブル性の高い手法
草コインとは、時価総額ランキングが低く、流通量の少ないマイナーな暗号資産を指します。
「波が来れば」大きな利益を得られる可能性がある一方で、非常にギャンブル性が高い投資手法です。
草コインは日本の取引所では購入できないことが多く、以下の手順で購入する必要があります:
- MetaMaskなどのウォレットを作成
 - 国内取引所からMetaMaskにETHなどの暗号資産を送金
 - MetaMaskをDEX(分散型取引所)に接続
 - ETHと草コインを交換
 
安全性が低く、価値がゼロになるリスクも高いため、余剰資金での投資に留めることが重要です。
ICO・IEO投資:新規発行コインを先行購入する方法
ICO(Initial Coin Offering)とIEO(Initial Exchange Offering)は、新しく発行される暗号資産を一般販売前に購入できるイベントです。
ICOの特徴
プロジェクトチームが直接投資家から資金調達を行う方法です。
世に出回る前のコインを早期に入手できる可能性がある一方で、詐欺案件も多く存在するため注意が必要です。
IEOの特徴
取引所が審査を行った上で実施される事前販売です。
ICOと比較して信頼性が高く、期待値の高い投資先とされています。
IEOに参加するには以下の手順が必要です:
- 取引所の口座開設:IEOが開催される可能性のある取引所(コインチェック、GMOコイン、DMMBitcoinなど)の口座を開設
 - 情報収集:CoinDesk Japanなどの情報サイトやSNSで開催情報をチェック
 - 参加条件の確認:抽選形式が多いため、必要資金を事前に準備
 
ただし、IEO投資には以下のリスクがあることも理解しておきましょう:
- 人気案件への参加にはまとまった資金が必要
 - 販売条件(販売量、放出スケジュール等)を詳しく確認する必要がある
 - 上場後の価格は市場の需給バランスに左右される
 
まとめ:自分に合った投資スタイルを見つけることが成功への第一歩
暗号資産投資は大きな収益機会を秘めている一方で、相応のリスクも伴います。
初心者の方は、まず現物取引での長期投資やドルコスト平均法から始めることをおすすめします。これらの手法は時間をかけずに取り組めるため、日常生活に支障をきたすことなく資産形成が可能です。
投資を成功させるためには、自分の投資スタイルを明確にし、それに適した情報収集と投資手法を選択することが重要です。また、余剰資金での投資を心がけ、リスク管理を徹底することで、長期的な資産形成を目指しましょう。
暗号資産市場は24時間365日動き続ける変動の激しい市場ですが、短期的な価格変動に惑わされることなく、冷静な判断を保ちながら投資に取り組んでいくことが成功への近道となるでしょう。

        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
  
  
  
  





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