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夏のミステリー!スーツケース失踪事件
沖縄の太陽に焦がされた肌を、関西空港の冷房がじんわりと冷やしていきます。
最高の旅でした。話題の新テーマパーク「ジャングリア」で巨大な恐竜に追いかけられ、大空を滑空するスカイフェニックスに絶叫しました。
琉球の森の奥深くに広がる世界に心躍らせ、非日常を全身で味わいました。
そして、今回の旅に欠かせなかったのが、私の相棒である多機能スーツケースです。
これまでの旅行用バッグとは一線を画す、まさに大人のためのガジェット。
内蔵されたモバイルバッテリーで、ジャングリアで遊び疲れたスマホを充電できるだけでなく、万が一キャスターが壊れても、付属のスペアキャスターですぐに交換できるという優れもの。
さらに、荷物の出し入れがスムーズな180度フロントオープン機能は、旅のストレスを大幅に軽減してくれました。
![]() | 価格:22980円~ |

そんな相棒が、まさかここ関西空港で、私の前から忽然と姿を消すことになろうとは……。
スーツケース行方不明!?
フライトを終え、預けた荷物を受け取るためにターンテーブルの前へ。
たくさんの人が自分のスーツケースを待ちわびています。私も、相棒が流れてくるのを今か今かと待っていました。
すると、視界に飛び込んできたのは、私のスーツケースと瓜二つの黒いボディ。

「あ、来ましたわ!」
私が近づこうとしたその時、私より20歳くらい若い女性がサッとそのスーツケースを手に取っていきました。

「あら、同じスーツケースの人なのね。まぁ、よくあることよね」
と呑気に構え、私は再び自分の相棒を待ちます。
しばらくして、今度こそと確信したスーツケースがまた流れてきました。
ですが、手に取ってみると何かが違うのです。
いつも目印にしているシールがありません。

「あれ?」
念のため、預けた際に貼られるタグの番号を確認すると…、やっぱり違います。
慌ててスーツケースをターンテーブルに戻し、再び相棒の登場を待ち続けました。
ですが、いくら待っても現れません。周りの乗客はどんどん荷物を受け取り、いなくなっていきます。
私の心臓は、ジャングリアのジップラインよりも激しく脈打っていました。
まさか、スーツケースをロストしたのでしょうか?
奇跡の再会
ターンテーブルが止まり、もう荷物はありません。
周りにいるのは、私と同じようにスーツケースが見つからない様子の数人だけです。
その時、一人の空港スタッフが私に声をかけてきました。
「お客様、〇〇様ですか?」
はい、と答えると、スタッフは私のスーツケースを指差しました。
「そちらにございます」
見ると、そこにはなんと!私の相棒がいたのです。
「えっ!どうしてここに?」
スタッフの説明によると、最初に私が「自分のかな?」と見かけたあの若い女性が、間違えて私のスーツケースを持って行ってしまい、空港を出たところで気づいたとのことでした。

「あー、あの女性だったのね!」
と納得したと同時に、スタッフが戻ってきたスーツケースを指差して教えてくれました。
「お客様のスーツケースによく似ているので、間違えられたのでしょう。あちらの若い女性のスーツケースには、沖縄尚学高校の応援グッズのキーホルダーが付いておりましたので、すぐにご本人と連絡がとれました」
その話を聞いて、私は思わずフッと笑みがこぼれました。
そして、ふと甲子園の記憶が蘇ったのです。
「そういえば、つい昨日、沖縄尚学が甲子園で優勝したばかりでしたわね。旅のニュースで見かけて、すごいことだなって感動したの。あの時も、最後の最後まで諦めませんでした。まるで、私のスーツケースもあのナインのように、最後の最後まで諦めずに私の元へ戻ってきてくれたみたいだわ」
そう思うと、このハプニングも、なんだか愛おしい思い出に変わっていきました。
旅の最後に、こんなミステリーが待っているなんて、思ってもみませんでした。
旅の教訓!
この一件があり、私はネームタグを新しく購入することにしました。
皆さんも、スーツケースが似ているからといって油断せず、タグの番号確認をお忘れなく!
![]() | 価格:990円 |

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