ビットコイン「2026年秋〜冬の底値」を過去サイクルから再検証

ビットコイン「2026年秋〜冬の底値」を過去サイクルから再検証

どうも、うさ親父です。

今回のテーマは、ビットコインの「4年サイクル」です。「過去の半減期」「半減期後のピーク」「ピークから底値までの期間」の3つを軸に、2026年秋から冬にかけて囁かれる「底値」を、データで検証してみます。

先に正直に言っておくと、今回はおじさんも「これは周期どおりにいくのか?」と首をひねりながら書きました。結論から言えば、周期論の理論値と現実のあいだには、けっこうなズレがあります。そのあたりも包み隠さずお話しします。

※現在価格は2026年10月25日朝時点の報道ベース(約80,853ドル)です。円換算は1ドル=150円の目安で計算しています。実際の為替レートとは多少ズレますのでご了承ください。


1. 過去のサイクルデータ

まずは、2016年以降の主要なサイクルを整理します。

サイクル 半減期 ピーク(最高値) ピークから底値まで ピークからの下落率
第2回 2016年7月 2017年12月中旬 約12ヶ月 約84%
第3回 2020年5月 2021年11月10日前後 約12ヶ月 約77%
第4回(直近) 2024年4月 2025年10月上旬(約12.6万ドル) (後述) (後述)

過去から見えるパターン

  • 半減期からピークまで:第2回・第3回は、半減期から約17〜18ヶ月後に最高値をつけています。ただし、2012年の第1回は約12〜13ヶ月でピークを迎えており、毎回18ヶ月というわけではありません。
  • ピークから底値まで:ピーク後は「暗号資産の冬」に入り、どちらも約12ヶ月(1年)前後で最安値に届きました。
  • 下落率:84%、77%と、サイクルごとに浅くなってきたように見えます。ただ、サンプルは数回分しかないので、「法則」と呼ぶのは言い過ぎでしょう。

2. 第4回サイクルを当てはめてみる

第4回の最高値は、すでに確定した過去の事実です。2025年10月初旬に、ビットコインは12万6,000ドルを超える史上最高値をつけました。円換算では約1,890万円です。 Bloomberg

周期論に従えば、ピークの約12ヶ月後、つまり2026年10月〜12月ごろが底値のタイミングにあたります。

理論上の底値ラインを計算する

過去の下落率が84%から77%へ縮小してきた流れを踏まえ、今回は65%〜75%減と仮定します。この数字は、あくまで私の仮定です。

下落率 価格(ドル) 円換算(150円)
65%下落 約 4.4万ドル 約 660万円
75%下落 約 3.15万ドル 約 470万円

周期論とこの仮定を素直に当てはめた「理論上の底値レンジ」は、**約3.2万〜4.4万ドル(約470万〜660万円)**です。


3. 現実はどうなっている?

では、現実の数字と照らし合わせてみましょう。

現在地:ピークから約36%減

2026年10月25日朝のビットコインは、CoinGeckoのデータで80,853ドルでした。約1,210万円で、ピーク(約12.6万ドル)からは約36%の下落にとどまっています。 tech-insider

理論上の底値ラインまで下がるには、ここからさらに約45〜61%の下落が必要です。

実は、今年すでに深く下げていた

ここが今回のいちばん大事なポイントです。現在は約36%減ですが、今年の安値はもっと深いのです。

  • 2月:2月6日に、心理的な節目の6万ドル付近まで下落しています。 tradingkey
  • 6月:ビットコインは一時5万9,770ドルまで下げ、昨年10月の最高値の半値以下になりました。 Bloomberg
  • 報道によっては:2026年の安値を5万8,035ドルとする報道もあります。 bitcoin

つまり、最高値から約53〜54%の下落まで行っていたことになります。ピークから約8ヶ月後のことです。そこから現在の約8万ドルまで、約35〜40%戻しているのが今の位置です。

下落の主因は「サイクル」だけじゃない

おじさんが調べて印象的だったのは、今年の下落の原因です。報道では、主因はマクロ経済の変化とETFからの資金流出とされています。2022年のような取引所の崩壊や、システム全体を揺るがす事件は起きていません。 phemex

「4年周期が来たから下がった」というより、金利観測や資金フローといった外部要因の影響が大きかったようです。


4. 二つのシナリオ

ここまでの事実を並べると、見方は大きく二つに分かれます。

シナリオA:底はすでに6月に付けた

  • 最安値は最高値の約54%減。過去(84%・77%)より浅く、12ヶ月より早い(約8ヶ月)。
  • 「ETFなどの参入で市場が成熟し、暴落が起きにくくなった」という見方と、数字の上では整合します。
  • 「4年周期そのものが変化している」と指摘する声もあります。

シナリオB:まだ底ではなく、周期どおり再下落がある

  • 「ピークから約12ヶ月」という過去パターンなら、今この秋〜冬が底のタイミングです。
  • 理論上の底値(3.2万〜4.4万ドル)は、6月の安値(約5.8万ドル)からさらに約2〜4割下の水準です。ありえない水準ではありません。
  • 一方でETFは両刃の剣です。買いの受け皿になる反面、ETFからの資金流出は、今年の下落局面でも重しとして報じられました。市場が崩れるときは、売りを増幅する側にまわる可能性があります。 Bloomberg

どちらが正しいのかは、現時点では誰にも断言できません。

わたくしうさ親父も、希望はあれど断言できません。


まとめ

  • 過去データ:ピークから約12ヶ月で底打ち。下落率は約84%→約77%と縮小傾向。
  • 周期論の理論値:ピーク(約12.6万ドル)から65〜75%減なら、約3.2万〜4.4万ドル(約470万〜660万円)。
  • 現実:現在は約8.1万ドル(約1,210万円)で、ピーク比約36%減。今年の安値はすでに約53〜54%減まで行っている。
  • 結論:周期論を信じるなら「もう一段の下落」、市場の成熟や構造変化を重く見るなら「底は6月に付けた」という見方になります。周期論だけで今後を決め打ちするのは危険、というのが今回おじさんが出した答えです。

過去のパターンが次も繰り返すとは限りません。大切なのは、一つの説を信じ込むのではなく、複数のシナリオを頭に置いておくことだと思います。

※本記事は過去のサイクル(アノマリー)に基づく試算であり、将来の価格を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。

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